ヒョンなことから某大手物流会社で短期アルバイトにチャレンジしてみました。契約は1ヶ月間で23日間勤務。
朝の8時から13時までの5時間勤務。朝早いのが辛いので14時から18時の4時間勤務を希望したが希望叶わず。
採用が決まって5時間の事前訓練があった。作業の説明は全然なくてほとんどはコンプライアンスの説明。法令遵守とXXXハラスメントの説明が延々と続いた。作業の内容を動画にでもして説明してもらえればのみ込みも早くできると思うのだが。
主な作業内容はベルトコンベアで流れてくる荷物を行き先別のコードを目視で確認して行き先別のロールパレット(台車)へ積み替える。一番重たいのが米30キロ、次に果物類(りんご、みかんなど)や野菜類(主に芋類)が重たかった。その次は酒類(焼酎、日本酒、ビール)。採用面接で質問したら「一人で持てなかったら隣の人に手伝ってもらえばいい」と言われたが荷物がどんどんコンベヤで送られてくるので自分のことで精一杯なので頼めない。荷物を詰め替えるのが遅れてコンベアに溜まると赤ランプが点灯して責任者から「早く処理せよ!」と激励の放送がされるので大変。
勤務は5時間だが最初の4時間は休みなし。12時になってはじめて休憩。なぜか19分間の休憩後、残る41分間仕事をして勤務が終わる。19分間の休憩の時にチョコレートやクッキーなどの軽食を食べて凌ぐ。
12月で結構寒いが仕事が始まると汗びっしょり。ヘルメット、安全靴と軍手を着用しないといけない。ロールパレットの棚で頭をぶつけることが多いのでヘルメットは必需品。安全靴はロールパレットのローラーで足を踏まれることがあるのでこれも必需品。軍手は数日で破れるくらい。5時間の勤務を終えると手足、腰はパンパン!
上記の作業以外に機械では仕分けが難しいものは短いローラーコンベアに乗せて手動で仕分けをしてロールパレット(台車)に積み替える、これは結構重たい荷物が多くて大変。それとダイレクトメールの束を同じく手動で仕分けしてロールパレット(台車)に積み替える、これも結構重たいので指の筋肉が疲れる。次は軽いが葉書大で暑さ数センチの箱に入ったものが相当な数がコンベアで流れてくるのをプラスティックケースに入れる、これは軽いが相当な数なので大変。
作業で分からないことがあれば社員や長期アルバイトに聞くように言われたが虫の居所が悪いのか、そういう性格なのかは分からないが「自分も忙しいのだからいちいち聞くな!」という人もいる。分からんから聞いとんじゃと思ってもグッとこらえて勝手に適当にやることも少なからずあった。
コンベヤを集中的に制御したり、種々の連絡放送をしたりするところをここでは「モニター」と呼ばれている。我々が働いているコンベヤから荷物が吐き出されているところにはカメラが設置されてい「モニター」から監視されていて何か問題があったり連絡が必要なことがあったらここから館内に放送される。この放送が私のように歳をとると周りのざわつきで相当に聞き取りにくくて難儀した。聞き取れなかったことを社員の人に聞くと迷惑がられることも多々あるし大変だった。
結局、ちょうど半分で途中退職した。体力的にもキツかったが極め付けは上述のモニターからの放送が聞き取りにくく私も社員の人もお互いに嫌な思いをするのを避けたかったのがいちばんの理由。
高校生の時、年末に生協のパン工場(お餅も作ってた)と夏には姉が勤めてた酒屋さんでアルバイトをした。若かったこともあり酒屋ではみりんの一升瓶が6本入ったケースを軽々と持ち上げてトラックに乗せてた。その時以来の肉体労働で大変だったがいい経験をした。
今回働かせてもらった物流会社はやたらと印鑑を押したり、ラベルを貼ったり、旗を立てたりとアナログな部分が多く残っているような気がした。もっとデジタル機器を活用して今はやりのDX(デジタルトランスフォーメーション)が出来るのじゃないかと思った。
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